改革改善の取組

Improvement Reform

  • 実践教育

2021.11.9

実践的な職業教育の充実
-3年ゼミナール-

科目名 : 3年ゼミナール
テーマ : LGBTQの理解と「ことば・行動」による啓発方法の習得
実施日 : 2021年10月27日(水)
担当教員 :市原 乃奈 商学部准教授
講師 : 井上 健斗氏〔株式会社G-pit代表取締役/ GRAMMY TOKYO 代表〕
活動内容 :
当ゼミはSDGsの一環として17項目のうち、3番・4番・5番・10番の4つを掲げて「LGBTQ+ 理解と啓発」に努め、活動しています。ゼミ活動のInstagram色えんピース(@takushoku__iroenpeace)では、日々、調査したことや疑問に思ったことなどを大学生の目線から発信しています。これらに関する膨大な資料やさまざまなサイトを見かけますが、それを精査して取り入れることは非常に難しいため、株式会社G-pit 代表取締役 井上健斗氏と株式会社G-pit郡山翔氏をお招きし、LGBTQSOGIについて、当事者の方から直接ご講義(研修)していただく運びとなりました。当研修会の構成は、
第一部:マイノリティの体験談
第二部:LGBTQの基礎知識と対応 
第三部:質疑応答
第四部:ダイバーシティーを考える~私たちは何をすればいいのか?~
で、質疑応答については、事前に20個の質問をあらかじめ井上氏にご連絡し、お答えいただき、その場で出た疑問などにも答えていただきました。井上氏の体験談の中に生田斗真主演『彼らが本気で編むときは、』の区民鑑賞会がありLGBTQ当事者としてコメンテーターの立場で参加した際、当事者と理解ある人々(「アライ」(Ally=同盟、味方という意味))の間であっても認識にずれが生じていることに驚いたというお話がありました。当事者の方々に起こりうる葛藤を描いたシーンで、当事者は、「それわかる!そうだよね~涙」というシーンでも、当事者以外の人では笑いという反応となってしまうことがあったそうです。
また、大きなことをしようとしなくても、当事者と交流を持ったこと、そこでどんな話をしたのかなどを多く人にシェアするだけでも世界は変わっていくのだということを学びました。

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