改革改善の取組

Improvement Reform

  • 実践教育

2021.12.6

実践的な職業教育の充実
-交通論B-

科 目 名:交通論B
テ ー マ:持続可能な観光に向けたUNWTO の取組、観光と地域振興について
実 施 日:2021年10月20日(水)
担当教員:松田 琢磨 商学部教授
講  師:鈴木 宏子 氏〔国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所 副代表〕
活動内容:    
商学部の専門科目「交通論B」の授業の一環で、観光に関する国連の専門機関である、国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所の鈴木宏子副代表、および職員の西原康平氏によって「持続可能な観光に向けたUNWTO の取組、観光と地域振興について」と題した講演を行っていただきました。なかでは、最新の国際観光の動向、アフターコロナに向けた各国の政策に加え、「観光はすべての SDGs に貢献できる!!」との観点から、持続可能な観光の重要性を踏まえた旅行者への啓蒙(責任ある旅行者)や地域住民と観光客の共存する地域づくりといった話題についてご説明をいただきました。さらに、地域振興としての観光について地域ブランド力と交通の充実が必要であること、さらにはそれが地域振興にもつながることについて、UNWTOのある奈良県や拓殖大学のある文京区を例にとるなど、具体例を交えてお話をいただきました。 
内容はかなり充実したもので、受講した学生からも「観光業が与える影響の大きさに驚いた」「オーバーツーリズムについて改めて考えさせられた」「地域ブランド力の話に特に納得することが多かった。具体化することで魅力が増すということ、弱みを言い換えることで強みに変えるというのは就活などでも使えると思った」などのコメントが得られ、実務者から現場に近い話を聞くことのでき、さらには授業で学んだ内容をより深める上でもいい機会となりました。

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