地域に貢献できる農業系短期大学として、
実践力を養う全人教育を
推進してまいります
拓殖大学北海道短期大学 学長 山黒良寛
本学が、昭和41年(1966年)に深川市納内小学校跡地に開校してから、59年という歳月が経過いたしました。その間、約1万3千人の卒業生を送り出してきましたが、農業の担い手不足、地方都市における人口減少と少子化の影響により、ここ数年は非常に厳しい道のりを歩んでいる状況と言えます。しかし、どのような局面であったとしても、本学が担う地域振興に貢献できる人材育成という使命に変わりはなく、令和6年度(2024年)からは学生の関心や進路に応じて、「農」、「食」、「地域」に対応した科目を自由に選択できるようカリキュラムを再編しました。
本学の最大の特色は、農業の発展に伴い変わりくる地域経済や農村生活の変化をいち早く捉まえ、創立間もなくの1969年(昭和44年)から「農業」「経済」「幼児教育」の3本柱で教育体系を形成してきたことです。現在、卒業生の多くが地域のリーダーとして活躍し、特に農業界では重責を担う人材として活躍をしております。また、保育所の設置拡大に伴う幼保教諭の輩出は農村生活の改善に大きく寄与し、現在は共働き家族の増加に伴い高まる幼児教育の需要を担っています。地方における短期大学という脆弱な存在ではありますが、59年にわたり常に時代の先を見据え、地域に貢献できる人材の育成という拓殖大学に脈々と流れる建学の精神をこの北海道の地においても引き継ぎ、実践と全人教育を基盤とした独自性豊かな教育体系を続けてきた成果といえましょう。
現在、キャンパスは納内地区からメム地区に移転し、北の青空が映える優美な校舎と地力豊かな圃場という恵まれた環境の中で学生は農業実験・実習を行っています。拓大校歌で「拓かでやまじ我が行く手」と謳われているように開拓にかける精神を継承し、地域の負託に応えうる学生教育、学校運営に教職員一同全力で取り組んで参ります。
さらに「学校法人拓殖大学中長期計画【教育ルネサンス2030】」の実践に当たり、本学が「学園共同体」の一員として、拓殖大学、拓殖大学第一高等学校と連携をさらに強化し、本計画に掲げた基本戦略、個別計画、実行計画を着実に取り組んでまいります。

