改革改善の取組

Improvement Reform

  • 実践教育

2024.10.22

実践的な職業教育の充実
-スポーツマネジメント-

科 目 名:スポーツマネジメント  
テ ー マ:Jクラブと連携したスポーツまちづくりの推進
実 施 日:2024年7月2日(火)
担当教員:商学部教授 松橋 崇史
講  師:茂垣 諭 氏(鹿嶋市経済振興部ふるさと納税戦略室課長補佐)

活動内容:
はじめに、茨城県鹿嶋市が、過去30年にわたり、鹿島アントラーズと歩んできた歴史について、鹿嶋市の歴史、鹿行地域の歴史、鹿行地域における鹿島臨海工業地域の歴史、住友金属の歴史を関連付けて説明いただいた。その後、2000年代に始まり、2010年代に発展してきた鹿島アントラーズと鹿嶋市の連携について説明していただいた。

そして、2018年に親会社がメルカリになったことを契機とした変化について説明していただいた。包括連携協定を結び、従来よりも連携事業が進めやすくなったこと、メルカリ/アントラーズの紹介によって、鹿嶋市と民間事業者の連携事業が多く展開され、様々な実証実験が行われて一定の成果を上げたこと、鹿嶋市側が使える支援オプションを利用して、例えば、ふるさと納税のスキームを利用して2020年以降毎年1億円以上の寄付をアントラーズにしていることなどを紹介していただいた。

印象的だったことは、地域の市民や民間事業者との関係を強化するべく、地元の民間企業向けにアントラーズビジネスクラブを創設し、社会課題の解決や就職活動、研修会などを共同で取り組むスキームを立ち上げたことや、アントラーズの社長、副社長が創設したKXが地元の民間事業者と連携して、新たな事業立ち上げを推進していることである。
質疑応答でも多くの質問が出て、有意義な講義となった。

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