改革改善の取組

Improvement Reform

  • 実践教育

2025.1.16

実践的な職業教育の充実
-3年ゼミナール-

科 目 名:3年ゼミナール
テ ー マ:トラックドライバーをめぐる現状と課題
実 施 日:2024年12月19日(木)
担当教員:商学部教授 松田 琢磨
講  師:橋本 愛喜 氏(フリーライター)

活動内容:
去る2024年12月19日、3年ゼミナールの時間に、フリーライターの橋本愛喜さんをお招きし、「トラックドライバーをめぐる現状と課題」をテーマにご講演いただきました。橋本さんはトラックドライバーの経験を持ち、2020年に発売された『トラックドライバーにも言わせて』(新潮新書)は大きな反響を呼びました。現在も運輸業界の現状や人権に関して、精力的な取材をもとに多くの記事を発表されており、今回はゼミナール内授業の一環としてお話を伺う機会となりました。

国内物流の2024年問題が注目される中、商学部の授業でも陸上輸送について様々な角度から解説を行っています。トラックドライバーを取り巻く課題は、表面化しているドライバー不足に加え、インフラの整備状況や社会構造、取引慣行など多岐にわたっています。橋本さんは、これらの問題の根深さについて、現場の生の声とともに詳しく解説してくださいました。学生からは「労働時間の短縮だけでなく、トラックドライバーの働く環境そのものを変える必要があるという指摘が印象に残った」といった感想が寄せられました。

講演を通じて、学生たちはトラックドライバーを取り巻く現状と課題について理解を深めることができました。講演後には多くの質問が寄せられ、個別の対話も行われるなど、非常に充実した内容となりました。

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