科 目 名:「キャリアデザイン」
実 施 日:2024年度 後期・火曜日3限(13:50~15:35)全13回の授業のうち、9回
担当教員:政経学部教授 佐藤 一磨
外部講師:川田 進 氏(拓殖大学地方政治行政研究所 教授、元東京消防庁消防司監任命 人事部長)
田宮 寛之 氏(株式会社東洋経済新報社 編集局編集委員)
村山 浩一 氏(株式会社日本経済新聞社 教育事業ユニット シニア・コンテンツ・プロデューサー)
中川 正浩 氏(大樹生命株式会社 顧問/元警察庁)
深澤 裕子 氏(株式会社ベネッセi-キャリア)
履修者数:22名
実施概要:この授業では、政経学部生として、社会人の働き方を学ぶとともに、先輩や卒業生の話を聞き、「生き方」、「働き方」、「大学生活の過ごし方」を自分で考え、行動するきっかけをつくり、自分の力で将来に役立つキャリア・デザインを設計できるように導きます。2024年度は、次の外部講師を招聘し、授業を展開しました。
第4回 11月5日(火) |
外部講師 | 川田 進 (拓殖大学地方政治行政研究所 教授、元東京消防庁消防司監任命 人事部長) |
テーマ | 業務・企業の実態について知る(東京消防庁) | |
授業内容 | 講師自らのキャリア形成や人生の転機についてご講演いただきました。プロ野球選手や体育教師を目指しながらも、大学卒業後に東京消防庁に入庁した経緯や東京消防庁での業務をご教示いただき、また、勤務を通じて、「凡事徹底」や「知・好・楽」を軸にした仕事への取り組み方が重要であることをご説明いただいた。 学生は、授業を通して東京消防庁の業務が消防以外にも予算編成・震災対応・司令管制システムの更新といった行政改革や組織運営の課題への取組もあることを学びました。 |
第5回 10月29日(火) |
外部講師 | 田宮 寛之 氏(株式会社東洋経済新報社 編集局編集委員) |
テーマ | 業務・企業の実態について知る(企業分析) | |
授業内容 | 講師の企業情報部記者としての経験を通じて、「有望成長企業」の特徴や業種についてご講演をいただきました。世界的な人口増加、国内の少子高齢化、IT化の進展、インフラ整備、ウイルスとの闘いといった5つのトレンドを示し、それぞれに関連する企業や業界を例示いただき、また、『就職四季報』の活用法や企業分析の重要性についても詳しくご解説いただきました。学生は、将来のキャリア形成に役立つ情報を得ることができました。 |
第6回 11月5日(火) |
外部講師 | 村山 浩一 氏(株式会社日本経済新聞社 教育事業ユニット シニア・コンテンツ・プロデューサー) |
テーマ | 業務・企業の実態について知る(現代企業と採用市場) | |
授業内容 | 講師の日本経済新聞社での豊富な経験を基に、現代の経済や企業、採用市場についてご講演をいただきました。「ジョブ型雇用」の導入や企業の賃金改善、グローバル化に伴う変化、日本企業の給与や働き方の課題についてご説明いただき、また、企業ロゴや社名変更の背景や親子上場の減少などの事例を交え、企業文化の変化についてもご解説いただきました。さらに、採用市場では若手層の賃金上昇や、自由な働き方を推進する動きの背景についても詳しくお話いただき、最後に、メディアリテラシーの重要性に触れられました。学生は、情報を読み解く力や正しい情報を活用する能力がキャリア形成において欠かせないことについて学びました。 |
第7回 |
外部講師 | 中川 正浩 氏(大樹生命株式会社 顧問/元警察庁) |
テーマ | 業務・企業の実態について知る(警察官) | |
授業内容 | 講師自らのキャリアである警察官の職務から得られる教訓と社会人としての生き方についてご講演をいただきました。被害者への寄り添いや現場での迅速な判断、緊急時に動じない心構えなど、警察官として必要なスキルについて、また、警察の使命として生命を守ることの重要性、犯罪のない社会の実現を目指す姿勢についてもご説明いただきました。さらに、社会人としての豊かな人生を送るために自己肯定感を高めること、失敗を恐れず学ぶ姿勢、習慣の重要性、読書の習慣を持つことの重要性についてもご説明いただき、学生は、警察官としての職務のみならずキャリア形成に欠かせない習慣などを学びました。 |
第9回~第13回 |
外部講師 | 深澤 裕子 氏(株式会社ベネッセi-キャリア) |
テーマ | 第9回目「「社会に出る」とは」、第10回目「政経学部と職種、資格」、第11回目「社会と政経学部専門科目の関係」、第12回目「行動計画作成・プレゼンテーション準備」、第13回目「行動計画のプレゼンテーション」 | |
授業内容 | キャリア形成支援としてより専門的な視点からご講演いただきました。社会に出るうえで学生時代に身につけておきたい姿勢への理解や、政経学部生の卒業後の主な進路や目指す職種と適性、資格への理解を促す内容をご説明いただきました。これ以外にも、自分の強みや課題、目標の実現に向けて政経学部で学ぶこと・取り組む事を整理し、キャリアデザインマップの作成・発表に取り組み、授業内の学生同士のディスカッションも積極的に行いました。学生は、この授業を通して自分の力で将来に役立つキャリア・デザインを設計することができました。 |