改革改善の取組

Improvement Reform

  • 実践教育

2025.6.11

実践的な職業教育の充実
-4年ゼミナール(3年生含む)-

科 目 名:4年ゼミナール(3年生含む)
テ ー マ:多様な社会を生き抜くために必要な「社会人基礎力」
実 施 日:2025年6月2日(月)
担当教員:商学部教授 長尾 素子
講  師:熊澤 匠 氏(キャリアフラッグ株式会社 代表取締役)
活動内容:
キャリアフラッグ株式会社代表取締役の熊澤氏は、大学卒業後に人材業界大手に就職、その後フランチャイズビジネス、飲食店営業、政治家秘書、ベンチャー企業にて事業創造など、多様な職種および外国人との協働を経験するなかで、社会人基礎力を体得し、現在はキャリア支援と採用支援を行う企業の経営者の視点から、社会人基礎力の重要性についてお話しいただきました。日ごろ、社会人基礎力、多様性、コミュニケーションについて学修しているゼミ生ですが、それを理論として学んでいても、実践的に理解するまでには至っていません。授業での学びが、社会でどのように活用できるのか、について、熊澤氏のお話は大変説得力のあるものでした。

熊澤氏に続いて、女性社員の田中氏のお話もありました。田中氏は、東京大学卒業後に内閣府に就職、その後専業主婦を経て、熊澤氏とともに大学生のキャリア支援をしています。全く異なるキャリアバックグラウンドを有する熊澤氏と田中氏がチームを組むことで、多様性というシナジー効果が生まれることの好例として紹介されました。

授業は、ワークショップ形式で進み、グループディスカッション、発表、質疑応答の時間もあり、あっという間の105分間となりました。文京学院大学の学生との交流セッションもあり、熊澤氏のお話について、大学や学年を越えて活発に意見が交換されました。

 本ゼミナールでは、異文化コミュニケーション(特に多様性との共存)と社会人基礎力をテーマに授業を展開しています。熊澤氏が経験してきたキャリアにおける実例から、人生100年時代における進路選択の幅が広がったと期待します。

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