科 目 名: 経営管理総論A(Ⅰ)
テ ー マ:「中小企業のグローバル経営の実践例について
~金融支援の立場でのビジネス経験を踏まえて~」
実 施 日:2025年7 月2日(水)
担当教員:商学部教授 角田 光弘
講 師:田原 宏 氏(元・日本政策金融公庫総合研究所 主任研究員)
活動内容:
グローバル経営を実践し、活躍する日本の中小企業に対し、政策金融支援機関の1員として支えてこられたお立場から、元・日本政策金融公庫総合研究所主任研究員の田原宏氏による授業内講演会を実施し、日本の中小企業の現状、輝く中小企業として、大田精工株式会社様のグローバル経営の事例のご紹介をいただきました。
その後、以下の通りのGroup Discussionを行い、8Groupによる発表後、田原氏によるFeedbackを行いました。
[Group Discussionテーマ]
あなたは、次の中小企業の経営者です。
【検討対象企業の概況】
●業種:食料品製造業
●年商:10億円
●提供製品:「和」の食品(菓子などを含む)
●従業員数:50人
「このたび、海外進出を検討しており、自分の方針(海外進出する・しない)に対して社内に反対者が多くいます。あなたは、自分の方針に賛成してもらうよう、どのように反対者を説得しますか?」
授業後の振り返りレポートでは、以下のような意見が寄せられており、期待履修効果として、「ある一定の日本の中小企業の定義、現状、海外展開の傾向等」の理解には至ったものと考えます。
Ex1. 政策金融公庫は以前から知っていました。スーパーL資金など何度か調べたことがあります。今回の話を聞いて、海外進出のことなどあらたな可能性が広がりました。
Ex2. 「中小企業=低生産性」は誤解で、データを読む時は全面的に読むことが重要だと気づきました。ありがとうございます。
Ex3. 海外での経験が豊富でそれだけで説得力があり聞く気になれました。これを機にいろんな人の立場から考えて方針決定をしていきたいと思っています。
など、様々な意見が出され、学びの多い講義となりました。
