科 目 名:キャリアデザイン(留学生)
テ ー マ:社会人に学ぶ(1)
実 施 日:2024年6月10日(月)
担当教員:政経学部講師(非常勤) 高橋 薫
講 師:株式会社ディックソリューションエンジニアリング
劉 小銅 氏 、ニラー・シャイン 氏
活動内容:
キャリアデザイン(留学生)第7回講義では「社会人から学ぶ(1)」というテーマで、Zoomを利用してゲストトークを行いました。登壇者は株式会社ディックソリューションエンジニアリングの劉小銅さん(商学部国際ビジネス学科2023年3月卒業)と人事部のニラー・シャインさんです。同社は、社会・産業インフラを中心に、エンジニアリングサービスを提供しています。卒業生の劉さんは、大学1年次は大学生活に慣れることを第一にできるだけ多くの単位を取得し、2年次は計画的に専門科目を取り、3年次はゼミ活動や論文作成の傍ら就職活動の準備を初め、4年次の履修は最小限とし就職活動に専念するなど、戦略的に学生生活を送ったそうです。就職活動では、自分の興味やキャリア目標にあった企業を選ぶことが大切で、そのためには事前に企業の情報を入念に調べておくことが重要であること、また、就活が思い通りに進まなかった時は、一人で抱え込まずに就職課や友人に相談することで、次へ踏み出す勇気をもらえたそうです。同社は文系学部の学生にも門戸を開いており、シャインさんのように外国籍社員も人事を担当していることを知り、自分を活かせる職場であると感じたそうです。入社2年目なのでまずは業務の専門知識を深め、将来は部門のマネージャーとしてリーダーシップを取れるようになりたいとおっしゃっていました。同社は外国籍社員だからという区別はなく、新人にはOJT教育担当の先輩社員がついて、定期的なメンタリングを通してサポートしていると人事部のシャインさんはおっしゃっていました。また、学生からは「採用の際に人事担当者は何を見ているのか」という質問がありました。「日本語でコミュニケーションが取れるか、チームで働ける明るい人柄か、履歴書に書かれていることと話していることに齟齬がないか」を見ているそうで、自分の履歴書で自分の首を絞めないように、きちんと自己分析を行って、自分のことを語れるように準備することが大切だそうです。学生からは「自己分析の重要性や企業研究の方法、面接での効果的なアプローチについての具体的なアドバイスが印象的だった」「実際の就職活動がより具体的にイメージできるようになり、不安感が大幅に軽減されました。これからの就職活動に向けて、モチベーションも高まりました」という意見が聞かれました。