改革改善の取組

Improvement Reform

  • 実践教育

2024.9.11

実践的な職業教育の充実
-キャリアデザイン(留学生)-

科 目 名:キャリアデザイン(留学生) 
テ ー マ: 社会人に学ぶ(2)
実 施 日:2024年6月17日(月)
担当教員:政経学部講師(非常勤) 高橋 薫
講  師:株式会社共立メンテナンス 
     バーサンバザル・スガル 氏 、間宮 空 氏 

活動内容:
キャリアデザイン(留学生)第8回講義では「社会人から学ぶ(2)」というテーマで、ゲストを本学にお招きしゲストトークを行いました。登壇者は株式会社共立メンテナンスのバーサンバザル・スガルさん(商学部経営学科2023年3月卒業)と人事部の間宮空さんです。同社は学生寮や社員寮の運営や、ビジネスホテル・リゾートホテルを運営する会社で、社員2,202名のうち外国籍スタッフは141名で、社員の平均年齢は34.5歳の活気あふれる会社だと人事の間宮さんがおっしゃっていました。卒業生のスガルさんは、学部1年次は新聞配達のアルバイトを行い、まだ暗いうちに起きて朝刊を配達してから大学へ行き、授業の履修や友達と図書館で勉強した後、夕刊の配達を行うという忙しい日々を送っていたそうです。しかし、2年・3年次にコロナが流行し、授業はオンデマンドとなり友達との交流も難しくなってしまいました。4年次にはゼミに参加して企業のグローバル化と経営戦略について学び、卒業論文を書きつつ、就職活動を開始したそうです。就職活動当初は、誰にも相談せずに自力で進めようとしたため、準備不足で面接で緊張してしまってうまく話せなかったりしたこともありましたが、就職課に通ってエントリーシートを見てもらったり、面接の練習を積み重ねたりすることで、次第に自分を表現できるようになったそうです。また、入社してからは学生時代とは大きく心構えが変化したそうです。というのも、仕事で問題が発生した時にそれが会社の責任になってしまうからです。社会人として「相手と交わした約束を必ず守る」「自ら学び考えて行動する」「自分の目標を考えその目標に向けて行動をする」ことを心がけているとおっしゃっていました。参加した学生からは「同社の採用状況および外国籍社員のキャリアパスについて、人事の方から直接お話を伺うことができ、大変有益な時間となりました。多様な人材が活躍できる職場環境を理解することができ、企業のダイバーシティに対する真摯な取り組みを感じました。また、質問に対する丁寧な回答を通じて、自身のキャリアパスについても新たな視点を得ることができました。」という意見が聞かれました。

バーサンバザル・スガルさん
間宮空さん

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