改革改善の取組

Improvement Reform

  • FD・SD

2022.11.15

令和4年度 商学部FDワークショップを
開催しました

大学教員の主な仕事は教育・研究・社会貢献ですが、近年社会からその必要性を強く要請されているのが社会貢献です。商学部では各教員が自身の学問分野の研究成果を学生への教育活動に還元することで質の高い教育を提供していますが、サービス・ラーニング(大学で学んだ知識・技術をベースに地域社会が抱える諸課題について地域社会での社会的活動を通して学び、自身の社会的役割を自覚することを目的とした教育方法)をとおして、より積極的に社会貢献を展開しているゼミナールが複数あります。

そこで、それらのゼミナールのなかでも先駆的に活動してきた松橋崇史ゼミナールの取り組みから、サービス・ラーニングによる学生の学びや地域貢献の意義および課題について学ぶことを目的に10月7日(金)にFDワークショップを開催しました。

講師の松橋崇史商学部准教授からは、新潟県三条市のNPO法人とゼミナールが連携して地域活性化に取り組んだ事例や、北海道安平町での義務教育学校における部活動の地域スポーツクラブへの移行について学生目線での意見提供を行った事例を報告いただきました。また、大学が地域社会と連携して課題に取り組む際に、本学のような都市型大学ではどのような連携のあり方が考えられるのかについても報告いただきました。

ワークショップ後の感想では、「大学の社会貢献について興味はありましたが、あまり具体的なイメージを持てなかったのでとても参考になりました」、「今回のようなゼミでの取り組みについてぜひ聞きたい」といった意見が寄せられました。

商学部では、今後も優れた実践例の情報を共有するとともに、教育・研究活動をとおした社会貢献活動を積極的に進めて参ります。

(文責:海口浩芳 商学部教授・商学部FD成績評価委員長)

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