改革改善の取組

Improvement Reform

  • 実践教育

2023.5.18

実践的な職業教育の充実
-3・4年ゼミナール-

科 目 名:3・4年ゼミナール
テ ー マ:ピジョンの事業内容・ESG活動について:パーパス実現に向けて取り組むESG活動や新規事業立案のために
実 施 日:2023年4月24日(月)
担当教員:商学部教授 潜道 文子
講  師:釜萢 健児 氏(ピジョン株式会社 人事総務本部 人事総務部 人材戦略G)
活動内容:
ゼミのテーマである、サステナビリティ経営やCSRに関わる事例として、ホワイト企業としても有名なピジョン株式会社の釜萢健児氏に、同社の事業活動およびESG活動やパーパスについてご講演頂きました。
講師の釜萢氏は、2008年に本学商学部経営学科 流通マーケティングコースをご卒業後、ピジョンに入社されました。海外事業部で6年間仕事をされ、現在は人材戦略グループでグローバル人材育成の業務に携わっていらっしゃいます。
ご講演では、企業として短期的には利益につながらないものであっても、赤ちゃんやお母さんが必要としているサービス、そしてさらに質の高い商品を生み出すための研究開発などについては、ピジョンのパーパスである「赤ちゃんをいつも真に見つめ続け、この世界にもっと赤ちゃんにやさしい場所にします」に基づいて積極的に実施されているというご説明がありました。同社の場合、パーパスは「Pigeon Way」というすべての活動の基本となる考え方の一角を担う存在であるということですが、まさにパーパスを中心としたマネジメントが、実際に行われているということを実感することができました。
後半は、釜萢氏に頂戴したテーマでグループワークを行いました。その後、各チームから、まずは気づきや学んだことが発表され、続いて、新規事業のアイデアの提案がなされました。それらに対し、釜萢氏からコメントを頂戴しました。
今回のご講演は、学生たちにとっては、ゼミでの学修で学んでいるESGやパーパスなどの概念が実際の企業活動でどのように展開されているのかを理解する貴重な機会となりました。また、拓殖大学の卒業生である先輩から仕事の話を伺うことは、学生ひとり一人が自らのキャリアについて考える良い機会となったと思います。

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