改革改善の取組

Improvement Reform

  • 実践教育

2023.6.29

実践的な職業教育の充実
-経済データ分析A-

科 目 名:経済データ分析A
テ ー マ:消費者選好の調査・分析方法について
実 施 日:2023年6月20日(火)
担当教員:商学部准教授 伊藤 紀子
講  師:丸山 優樹 氏(農林水産省農林水産政策研究所 任期付き研究員)
活動内容:
農林水産政策研究所の研究員である丸山優樹氏から、「経済データ分析A」の授業において、省庁や学会における最近の研究・データ活用の動向も踏まえ、データの利用や活用が実際にどのように行われているのかなどに関して、実践的な講演が行われた。
市場分析に関するデータ収集・活用の例として、消費者選好の調査・分析方法に関して、消費者がある商品を購買する際にどのような意思決定に基づいて商品の選択をしているのかという点に着目し、マーケティング分野や実験経済学分野で広く用いられているランダム効用理論に基づいて、消費者選好(好み)を定量的に評価する調査手法や分析方法、結果の読み取り方法について、実際のアフリカでの調査研究を踏まえながらの説明があった。実験経済学、消費者選好の測り方の説明後、表明選好、顕示選好、選択実験について、実際に学生にアンケートなど参加してもらいながら学んだ。また、写真を交えたアフリカでの調査事例紹介、消費者が商品購入時にどのようなことを重視するのか、軽視しているのかについても、事例紹介や学生の参加による体験を通じ、説明があった。
以上のように、これまでの講義で習得したデータ分析の手法やデータに基づく政策立案(EBPM)の考え方と関連し、今回の講演では消費者の特徴を把握するための手法、ランダム効用理論、実験経済学などについて、最新の研究動向を踏まえ、学生の実験への参加や体験も取り入れた講義が行われ、学生からのフィードバック・感想を提出させた。

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