改革改善の取組

Improvement Reform

  • 実践教育

2023.7.12

実践的な職業教育の充実
-アフリカ経済論A・I-

科 目 名:アフリカ経済論A・I
テ ー マ:分かち合いの文化としての「共食」-フードセキュリティの観点から見たアフリカ都市世帯の食料消費行動-
実 施 日:2023年7月5日(水)
担当教員:政経学部准教授 伊籐 紀子
講  師:飛田 八千代 氏(筑波大学 理工情報生命学術院 生命地球科学研究群 博士課程3年)
活動内容:
筑波大学博士課程(NGO アフリカ理解プロジェクト 研究調査員・東京外語大研究課題 アフリカ食文化研究会 共同研究員)の飛田氏より、セネガルの都市を中心として、アフリカの食料消費の現状やフードセキュリティに関する事例の紹介、アフリカの食料問題に関する課題と地域の実情に関する調査に基づく実践的講演が行われました。
授業では、人口増加、都市化の進展、近代化が進む中で、アフリカの現地においてどのようなフードセキュリティのシステムが働いているのか、そのような現状をどのように調査し、把握していくのかなどに関して、学生が参加するアフリカの食料消費に関するクイズや、食に対する意識に関するアンケートの体験を交えながら説明が行われました。現在、アフリカ都市部で「共食」(食の分かち合い)という形態で食料が共同体内で分配されていること、このような食料の分かち合いが、都市におけるフードセキュリティ向上に貢献していると考えられることなどについて、現場で撮られた写真・動画なども用いながら、共食に関する行動経済学研究・食文化などの説明が行われました。フランス語圏西アフリカである、セネガル共和国の都市部を対象にした調査事例から、都市における食料問題について考え、現地調査の経験から得られたアフリカの食料事情の最新情報を理解し、国際問題について思考する機会を得ました。学生には講演後に感想を提出させました。

この記事をシェアする