改革改善の取組

Improvement Reform

  • 実践教育

2023.7.18

実践的な職業教育の充実
-スポーツマネジメント-

科 目 名:スポーツマネジメント
テ ー マ:スタジアム起点のスポーツまちづくり F-villageの挑戦
実 施 日:2023年6月20日(火)
担当教員:商学部教授 松橋 崇史
講  師:小川 太郎 氏(株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント 事業統轄本部 ファシリティクリエーション部 副部長)
活動内容:
北海道日本ハムファイターズは5年ほど前から北海道北広島市内に新球場(エスコンフィールド)及び、新球場を取り囲むF-villageの開発を進めてきた。そして、2023シーズンからエスコンフィールドの使用が始まり、今回の講義では、建設前の経緯から遡って、その施設的特徴を踏まえながら球団経営に与える影響等を説明頂いた。エスコンフィールドは、センターバックスクリーン後方に巨大なガラス壁を有し、可動式の天井によって屋根が閉まった場合でも外光を取り組む斬新なデザインとなっている。エスコンフィールドにはホテル、サウナ、温泉、ビール醸造所とフードホール、子供向け遊具施設などが併設されている。さらに、エスコンフィールドを取り囲むように、レジデンス、セレクトショップ、グランピング施設等が配置され、今後、医療機関、ショッピング施設、社会学習施設などが建設・稼働を始める。エンターテイメント空間としての創り込みと同時に、生活空間、就業空間としての要素を併せ持つことで「まちづくり」を推進したいとのことであった。球団では開設後の影響についての調査も行っており、試合が無い日にも多くの誘客を実現しているとのことであった。本講義ではプロスポーツクラブの収益構造の変化やスタジアム等の施設の在り方が収益構造にどのような影響を与えるのか紹介してきたが、その点で、F-villageの開発を進める北海道日本ハムファイターズの取り組みは最前線の事例と言え、学生にとって大きな刺激となった。

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