改革改善の取組

Improvement Reform

  • 実践教育

2023.9.14

実践的な職業教育の充実
-2・3・4年ゼミナール-

科 目 名:2・3・4年ゼミナール
テ ー マ:コンテンツツーリズムと文学(アニメの聖地巡礼を例にして)
実 施 日:2023年8月5日(土)
担当教員:商学部准教授 市原 乃奈 
講  師:毛利康秀氏(静岡英和学院大学 人間社会学部 人間社会学科 教授)
活動内容:
本学にて、「コンテンツツーリズムの「コンテンツ」とはなにか?」、毛利康秀先生に講義を行っていただいた後、実際にアニメ『耳をすませば』の舞台となった聖蹟桜ヶ丘に移動し、アニメの聖地巡礼を行いました。
コンテンツツーリズムが抱える課題の一つに「持続性」の問題があります。『耳をすませば』は、1995年の公開から 10 年が経過した 2005年から本格的な取り組みが始まり、2023年現在も地域振興活動が継続しています。派手で目立つものではありませんが、着実に実績が積み重ねられたその取り組みは、持続的ものとして一定の成果を上げています。地域振興においてスタジオジブリが関与しない中、聖蹟桜ヶ丘はコンテンツから派生した、同テーマを主軸とした「青春ポスト」の設置で地域振興を実現しています。これらの努力について、桜ヶ丘商店会連合会の会長森田利夫氏からお話もしていただきました。『耳をすませば』は中学生の男女を主人公とした青春賛歌であり、「自らが定めた目標に向かって努力する」要素が付加されています。このポストはアニメに登場する「地球屋」という建物を模しており、ここに願い事や決意を投函してもらうというコンセプトが定められています。
アニメの聖地巡礼後、「ことばとコンテンツツーリズムの関係性」について考えてくるよう夏季休暇の課題としました。その後、本日の学びと自分の目標や決意を手紙にしたため「青春ポスト」に投函し、本日の活動を終了しました。有意義な一日となりました。

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