改革改善の取組

Improvement Reform

  • 実践教育

2024.1.30

実践的な職業教育の充実
-国際法B、国際機構論B、2年~4年ゼミナール-

科 目 名:国際法B、国際機構論B、2年~4年ゼミナール
テ ー マ:宇宙活動に対する国際法規制とその課題
実 施 日: 2024年1月20日(土)
担当教員: 政経学部准教授 土屋 志穂
講  師:竹内 悠氏(慶應義塾大学宇宙法研究所研究員/宇宙航空研究開発機構(JAXA)研究開発部門研究推進部参事)
活動内容:
慶応義塾大学宇宙法研究所研究員の竹内悠氏に、「宇宙活動に対する国際法規制とその課題」というテーマでご講義いただきました。宇宙活動については、そのスケールの大きさから、学生が視覚的にイメージすることが難しい中、打ち上げから帰還・回収という4つのフェーズに沿ってその活動実態をご説明いただいたのち、国際法および国内法が国際公域である宇宙での活動に対してどのような規律を有しているかということを、最前線でご活躍の立場からご説明いただきました。その後、スペースデブリを中心として、宇宙活動と宇宙法分野が直面している課題を詳細な資料と共に解説してくださりました。
学生からは、宇宙資源の採取や天体での土地の所有権、宇宙活動の自由に関する現行の規律とその課題や、ソフトローである宇宙法はハードローになるべきであるか、実際に火星などに移住することになった時の課題は何か、日本企業の宇宙における活動の実態など多岐にわたる質問があり、その1つ1つに丁寧にお答えいただきました。講義時間が1時間半、質問に1時間半取っていただき、普段はあまり時間を割くことができない宇宙法分野について、学生にとって非常に有意義な講義となったと実感しています。また、講義後も学生から熱心に質問がなされ、その質問にも非常に丁寧にご対応いただきました。

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