商学部では、質の高い教育の提供に向けてPBL型授業の拡充に取り組んでいます。そこで、商学部におけるPBLの先駆的事例から、その成果と課題を学ぶことを目的に10月29日(金)にFDワークショップを開催しました。
ワークショップは2部構成で行われ、第1部では日本私立大学連盟のFD推進ワークショップに参加された経営学科の西大輔先生から「私大連FDワークショップ参加報告」と題して、授業運営上の工夫について議論するための話題提供をしていただきました。また、学生がより主体的に授業参加するような仕掛けとして「LMS」や「Clica」、「つぶやきふせん」といったデジタルツールの活用があげられ、今後の授業運営におけるヒントを教員間で共有しました。
第2部では、経営学科流通マーケティングコースの先生方6名を講師として、「ゼミナールにおけるPBLの実践と課題 ~経営学科流通マーケティングコースでの実践事例~」についてご報告いただきました。学生たちが、どのようなプロジェクトに取り組み、そこでどのような学修効果が得られたのか、また学修効果を検証するためPDCAを実施していることなどが報告されました。質疑応答では、「どうしたら学生がそこまで主体的に取り組めるのか」といった実践上の課題について活発な議論が交わされました。
商学部では学生に対して質の高い学びを保証するため、優れた実践例の情報を共有するとともに、今後もこのようなFD活動に取り組んで参ります。
(文責:海口浩芳 商学部教授・商学部FD成績評価委員長)