拓殖大学では、令和4年度から105分授業が導入されます。政経学部では授業時間の延長を授業改善の好機と捉え、学生参加型の授業につなげるために、10月29日にFDワークショップ(Zoom)を開催しました。
第1部では、教育心理学・協同教育の分野における第一人者である久留米大学の安永悟先生に「活動性を高める授業づくり:協同教育のすすめ」というテーマで教員研修を行っていただきました。安永先生からは、対話を中心とする協同教育の目的、理念、そして具体的な手法について解説していただきました。その際、「実際に体験しなければ、参加型の授業を構築することはできない」との考えの下、参加教員が実際にグループに分かれて話し合う時間が設けられました。また、出席者からは、オンラインや大規模教室での参加型授業の構築などについて質問が提起され、活発に議論されました。
第2部では、私大連のFD推進ワークショップに参加された本学部の高見純先生に「オンライン化時代の新人教員と授業構築」というテーマでご講演いただきました。講演では、オンライン授業におけるアクティブラーニングの手法、対面とオンラインの併用授業のやり方、さらに、教員間のコミュニケーションによる知見の共有化などの問題が提起され、今後学部として取り組むべき課題が共有されました。
本学では、学生により良い学修機会を提供するために、教員が体験・議論し、そして情報を共有する、このようなFD活動に引き続き取り組んでまいります。
(記事作成:近藤和貴 政経学部准教授)